共同親権の必要性
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特定非営利活動法人アートで社会問題を解決する会キミト私は「特定非営利活動法人アートで社会問題を解決する会キミト」の代表をしています森めぐみです。2022年夏、ひょんなことから日本が「単独親権」で不当に子どもを連れ去られたり家から閉め出されたりし苦しむ親がたくさんいることを知りました。私はこの方たちの力になりたいと強く思い、彼らに取材を申し込みました。長いと3時間少なくとも45分の時間をかけ電話や対面で「子どもと会えなくなった経緯」を聞きました。半年以上かけで約100人の別居親の話を聞き、そのうちの20人、つまり2割がお母さんだったことに驚きました。一般的に、子どもに会えなくなる=妻にひどいDVをした夫、と思われるかもしれませんがそれは誤解です。2割はお母さんでしたし、お父さんたちは会ってみたらどこにでもいるお父さんでどちらかというと子煩悩なお父さんたちでした。そうしてそのお母さんもお父さんも一度は真剣に自殺を考えており、あるお父さんは遺書を5通も書いていました。彼らの話を聞いて私は胸が張り裂けそうで時に号泣して話が聞けないほどでした。彼らを苦しめるものは様々なものでしたが、それらはすべて日本が長らく維持している諸外国には珍しい「単独親権」が背景にあることがわかりました。法務省は2年以上の歳月を掛けようやく「共同親権」の導入に前向きにはなりました。しかし、その法務省の法制審での議論をみてもまた国会での質疑答弁を聞いても、「単独親権」の様々な深刻な被害の事実を知らずに議論がされており、ホンキの「共同親権」になるのだろうか?と不安です。そこで、私は私が知りえた限りの「単独親権の弊害」を伝えたくこの冊子を作るに至りました。今、私は、常にLINEグループとTwitterで約500人の「別居親」と繋がりながらともに単独親権の弊害をなくすために「共同親権」推進活動をしています。こんなひどい「単独親権」を子どもたちに引き渡すわけにはいきません。同じ思いを子どもたちにさせたくないと強く思う別居親たちとともに「共同親権」を求めています。国会議員のみなさんにも同じ思いを共有できたら日本はホンキで豊かに国になります。多忙と十分承知していますが、何卒この冊子にお目を通していただけましたら幸いです。母子生活支援施設経験のシングルマザー歴16年!森 めぐみ国会議員の皆様へ

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